【12月号】本気で対応すれば良い事しか起こらない僕は琴線に触れる言葉を集める事が好きで日々いそいそと書きためております。 日頃お世話になっている皆様にのらくら農場の日常で集めた言葉を通して農場を垣間見てもらえたら楽しいかもと思ったのでそれを中心に書いてみます。 以下マッキーメモより抜粋...
【11月号】染まる暦では霜降ー。露が霜に変わる頃、山々は紅葉し、農場の野菜も色物が加わってどこか紅葉しているように思えます。農場のある佐久穂町は初霜が10月20日頃と言われているそうですが、今年はちょうどその日に初霜が降りました。佐久穂の寒さは凍る寒さです。積雪は比較的少ないですが、地面が凍...
【10月号】いんげん失格初めまして。のらくら農場で生まれた萩原駆です。大学2年生の夏休みにのらくら農場にお邪魔しました。コロナ渦中だったので、家に帰ると自分の通った跡を母が消毒液を振りまけて辿ってきました。まあ、それは仕方のないことですけれど、母親に消毒液をまかれるのは何とも言えない気持ちでした。...
【10月号】夏の終りに想うこと農場の夏が終わりを迎えようとしている。 すっかり空気も入れ替わり、秋の七草の桔梗が咲き、農場へと続く道にあるオニグルミが実を落としはじめ、速度を加速しながら秋へと季節が移ろぐ。あれだけたくさん実っていたキュウリやトマトも終盤を迎え、慌ただしく秋作の準備が進んでいる。肌寒くな...
~お客様からのお手紙~ *箱を開けると自然の大地と空と風の香りがして心がワクワクいたします。毎回お送りいただきます“畑のつぶやき” いつも楽しく時にほほえましく時に感動的でと時折それぞれの方の人生さえ感じて、このお野菜を本当に一生懸命作っていただいていると実感します。...
【9月号】"地図より羅針盤を持つ"小さいころから地図が大好きでした。家には、世界地図があって、いつもそれを見てうっとりしていました。「アンタナナリボってすごい名前だな!」(マダガスカルの首都です)。「セーベルナヤゼムリャとかゼムリャフランツァヨシファとかロシア語って長い名前つけるな!」(ロシアの北極海に面し...
【8月号】"その後のすがた"ぴかぴかの野菜を作り出すべく、わたしたちは毎日を過ごしている。 今は葉ものが終わりを迎え、果菜類の出荷・収穫が一日の大部分を占める。ズッキーニときゅうりは朝と夕の2回、収穫に入る。つまり、朝の時点ではまだ収穫するには小さかったその実が、夕方にはもう穫れる大きさになっていると...
【7月号】"野菜にたとえて"「農場のメンバーを野菜に例えたらどんな野菜だろうか」という話が流行った。発端はタツさん。「昨日うちの嫁さんが、私を野菜に例えたら何?って聞いてきたんだよ。何かの資料に書かなくちゃいけないらしくてさ。」と。そう言えば、学生の頃に友人が「あなたを野菜に例えると何ですか」と就活で...
【6月号】世界地図ある春の日、世界地図が完成しました。マッキー君が、畑の見回りチェック用として、完成させてくれたものです。農場の畑には、国の名前がつけられています。「地主さんの名前」や「土地の名前」でもなくて「国の名前」。それは、60以上もある畑を管理する為のアイデアで、僕はこのアイデアがと...
【5月号】今期もどうぞよろしくお願い申し上げます。種を蒔く時の緊張感、芽がでた時のワクワク、作物の成長を見た時の目を細めたくなる気持ち、たくさん収穫できた時の安心感、そしてそれを食べてもらえること。この仕事をはじめた22年前当初から今も変わらない想いです。命をつなぐための作物を作って食べてもらうこと。そのために作物に寄り添...
【5月号】先が見えたことなんてありゃしない世の中大変なことになりました。お取引先の飲食店さんも苦境に陥っています。長年お世話になっている、飲食専門の卸し、日吉さんを通して、無印良品さんのMUJI CAFÉさんにのらくら農場の野菜をたくさん使っていただいています。ズッキーニなんか毎日300本くらい出荷させていただいて...
【2月号】本を出す女性スタッフに、北海道出身のユキルがいる。野菜の小分けオペレーションでは、丁寧、素早い、わかりやすい指示を出せる、という絶対的存在になっている。最初に会ったときは、農業という雰囲気がまるでしない、ちょっと異質の雰囲気をもっていた。なによりも、北海道なら農家さんもたくさんある...
【1月号】好きな『日常』がごちそうちょうど1年前、反省と抱負を胸につぶやきました。さて、それから1年。どんな日々を過ごし、感じ、呼吸してきただろうか...。 季節は春。今季も育苗担当をしながら、スナップエンドウを担当。すずらんのような白く可愛らしい華を空へと可憐に咲かせ、見た目はスラリと食感はプリッと、優し...
【1月号】子育ての風景今年も新しい気持ちで頑張りたいと思います。 今年は次男が高校3年生の受験生。イバラの道になりそうです(汗)。 小学5年の娘 「お母さん何しているの?」 母 「お兄ちゃんの受験のね、色々調べてるんだよ。 あなたも苦労しないように今から勉強がんばってね」...