【12月号】苦く、甘く大学を卒業してから4年半の間、私は大阪で航空貨物に関わる仕事をしていました。海外で仕事をしていた父の背中を見ながら、自分も何れは世界を飛び回ることが出来る職業に就きたいと思い、航空会社グループの物流企業に就職しました。海外への玄関口である空港で、日本の物流を支える仕事はやり...
【11月号】立ち止まったその先へ初めまして。今年のらくら農場で期間スタッフとして働かせていただいています、槌本俊貴です。大阪府出身31歳、ほんわかした妻と、人懐っこい長男(4歳)、わんぱくな次男(2歳)、ハイハイをし始めた三男(0歳)と大分県臼杵市という場所で独立就農して約三年間有機農業をしていました。...
【9月号】シェフ、農場で働く2020年 コロナが始まった。 自分はその時、東京で小さいイタリア料理店を経営していた。ほんとうにすべてをひっくり返された気がした。なんとなーく直感的に「レストランや飲食店の形が変わる時がきたのかな?」と悟らされた。うんん。いや、今考えると、自分がちょうど変わりたかったタイ...
【8月号】やるしかないなら やるしかないクワの使い方はおろか握り方すらよく知らないままのらくら農場に来てすぐの頃、先輩スタッフの、クワで土の溝を「切る」という表現に首を傾げていました。 「掘る」じゃないの? よく分からないまま何日も何日も僕は溝を「掘り」続けました。ある日、何かがおかしい事に気づきます。周りの先輩...
【7月号】畑で調理する農作業を終えて、トマトの芽かき後に手に残るいい香りが気になるこの頃のゆうです。冬場は長野の酒蔵で、華やか系の香り高いお酒を仕込んでいます。 農場では、春菊から三つ葉まで野菜本来の華やかな香りもありますが、それ以外にも様々な香りが存在します。去年あたりから徐々に土作り(施肥)...
【6月号】全力で「死なない」のらくらに来て4回目の夏を迎えるメイです。去年の私は「死なない」をテーマに日々を送りました。幸代さんにそれを話した時にこんな言葉をもらいました。「命の危険を感じる機会がある事、人以外にも色んな生き物の命を感じられる事、命がけでやっている事。農業は『死』を身近に感じるいい仕事...
【5月号】この波とシンクロしないのらくら農場 代表 萩原紀行 今季もごきげんで突き進みます!! のらくら農場、26年目に入ります。26歳の時に千葉から長野にやってきて、就農と同時に結婚。4月に銀婚式だったと気づいてびっくりでした。農場内で3組目の結婚が成立。カーリー、タカちゃん、おめでとう!...
【1月号】ナスと話す去年の6月から期間スタッフで働いていましたゆうさくと申します。普段は「ゆうさくでげす」という名前で、ファンシーでクレイジーなぬいぐるみを作ったり、音楽を作ったりしています。のらくら農場の話は、友人のヒナさん(のらくらスタッフ2年目)からよく聞いていました。農業に無縁だった僕...