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【2026年11月号】 毎日が『WAO!』

1 日前
読了時間: 5分


『自分、何してんのやろ…』 

大学卒業後に上京するも、自分の仕事に自信も持てず、満員電車に揺られながら、窓に映る自分の顔はもはや能面の表情。


初めまして。

吉岡と申します。のらくらではヨッシーと呼ばれてます。


一昨年まで東京で会社員をしていたのですが、

そこでの暮らしや仕事にもやもやを感じ、転職先も決めずに思い切って退職しました。

農業は、人生で一度やってみたいと漠然と考えておりました。いい機会だし、たまたま求人を探していた所、のらくら農場を発見!何だか面白そう!と感じて、すぐさま応募をし、今年の期間スタッフとして現在働いております。

なんだかたんぽぽの種みたいな生き方をしている自分ですが、のらくらという地に根を降ろし始めてからは、初めての農業ということもあり、思わず『WOW!』と呟きたくなるような驚きの毎日を送っております。


毎朝のらくらではミーティングから始まります。冬の間に考えられた計画や、天候をもとに作られたその日の動きを、圃場長が主導となってみんなと共有します。まず、こんなに緻密に計画されているのか…!天候によってその日その日でスケジュールが変わるなんて…!と驚きました。

また、のらくらは畑の数が多いので、それぞれ国名を割り当てて覚えております。

なので、『朝はみんなでフランスに行き、そのあとメキシコとグリーンランドに分かれて行きます』といったように、一瞬、自分が諜報員だったかな?と疑ってしまうぐらいたくさんの国名が出てきたりもします。まさに『WOW!』


畑での収穫でも発見がたくさんあります。


真夏のズッキーニ収穫の時です。

ピーク時は朝と夕方の2回を畑全部見ながら

収穫します。最初、1日に全面見たら翌日とか取れるの??ましてや夕方に収穫して翌朝にも収穫なんてもっと厳しいんじゃ、、、?と思っていたのですが、実際はちゃんと収穫できるサイズになっていて、めちゃくちゃ採れました。他の作物でも『大きくなったなぁ…』と叔父さんのような気持ちを抱くことが多々あります。野菜の成長スピード恐るべしです。


このように毎日畑に出てると、野菜やそれを取り囲む環境が、昨日と今日で全然違う!ということがたくさんあります。そういった変化に気づくことができるのも農業の魅力だと思います。


畑で採れたてのカブを食べた時も感動しました。そもそも生でカブを食べたことが無かったのですが、食べてみると『WOW!(なんだこれ!?)』のらくらのカブは、本当にフルーツみたいに甘くてみずみずしく、めちゃくちゃ美味しいです!これからまたカブが始まるのでたくさんの人に味わって欲しいです。


そして収穫から戻ってくると次は小分けです。野菜を出荷できるものとできないものに分ける調整があり、計量してからパック詰めをします。

実際にやってみると、これがすごい難しいです。

調整するのに野菜をジロジロ見てしまったり、規格の重さにならずに何度も計り直したり、パックに思うように入らずしどろもどろ、、、。とても時間がかかってしまい、呆然としている自分がいました。


そんな悪戦苦闘している目の前で『ザッ!』『シュ!』『ズバッ!』先輩たちの手元から、綺麗な野菜達がどんどんパックに詰められていきます。思わずうっとりしてしまうほどの手際の速さです。(そんな暇はありませんが)

よく観察してみると、野菜を持つ位置、手首の角度、パックの置く位置、的確にグラムを測る手の感覚力など、それぞれ自分なりにカスタマイズしている方が多いことに気づきました。どうしたら速くできるか、トライアンドエラーを繰り返し考えながら、自分のスタイルに落とし込むことが必要なんだと感じました。そしてのらくらのみんなは、常にそのことを意識しながら取り組んでいます。『ここをこうした方がいいんじゃない?』『これって必要?』『これどう思う?』そう言った言葉が毎日のように飛び交います。そこがのらくらの強みでもあるんだと思います。


野菜を調整して、計量したものを袋に入れる。

簡単そうですが、実は考えることがとても多く、めちゃくちゃ奥が深いということに気づき、思わず『WOW…(しみじみ)』


小分けを終えた野菜達は箱に詰められて、出荷場にはたくさんの段ボール箱が並びます。時には、配送のドライバーさんと一緒に自分たちもトラックに詰みこみを手伝い、野菜達を見送ります。


こうして野菜達は配送業者さんからお店なり、野菜セットを購入してくれた人たちのもとに運ばれてゆきます。


改めて、食卓に料理が並ぶまでの間には、こんなにも多くの人が関わっているのか…!と、考えてみれば当たり前のことなのですが、そういった背景を考えられるようになったことは、働いてよかったなと実感しております。


食事をする際、どんな場所でどんな人が育てているんだろう?もしかしたらこの玉ねぎは体が燃えるような炎天下のなか、汗水垂らしながら収穫した玉ねぎなのかもしれない。もしかしたらこの大根は土砂降りの中、ドロドロになりながら収穫した大根なのかもしれない。想像するのも食事を楽しめる1つになるのではないでしょうか。


そして美味しさとは地道な努力があるからこそ生まれるということも身をもって学びました。


これから佐久穂町はどんどん寒くなってきます。(畑が凍るのだとか。)寒さにはめっぽう弱い自分ですが、そんな地でどんな驚きが待ってるのか楽しみでもあります。


そして、そんな『WAO!』に出会うたびに 


『自分、農業してる!』


今の仕事に対して自信を持てている自分がいます。


吉岡 晃希


 
 
 

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