top of page

【1月号】採用の季節がやってきた/事務勉強会



採用の季節がやってきた

毎年、この時期になると、期間雇用で5名くらい募集を始めます。契約期間が終わると、また別の道を歩んでいく人もいれば、2~3年は腰をすえてやりたいと続けてくれる人もいる。今年も人材募集をする時期になったが、今の計画だとあと8人足りないと聞いて、「ハ・ハチニン⁉そんなに⁉」と私は思わずすっとんきょうな声を上げてしまった。苦笑)採用の面接は基本的に夫が行っているが、迷った時は私も参加し意見を求められる。面接は、時に人生相談になることもあり、採用するのかどうかの判断に心が削られるような時もあるが、それでも精一杯の判断をしなくてはならない。農業に真剣になれる8人と巡り合えるといいなぁ…汗 幸代

【がっつり農業をやりたい人を募集しています。周りでご興味ある方いましたら、ぜひご連絡・お問合せください】

事務勉強会

毎年、勉強会というのを行っている。肥料や野菜の生育診断など。最初は代表がスタッフの前で話をする形だったが、徐々にスタッフも講師になり、それぞれ勉強になったと思えることを発表するようになった。昨年は、とうとう野菜のことのみならず、事務について知りたいとの声があがり、私にお鉢がまわってきた。

農業という仕事は、「畑に行って野菜を作る」というのが主な仕事だと言っていいのだが、実は、出荷作業にかける時間の方が圧倒的に多い。そして、お客様に直接販売している農家の出荷には、事務という仕事が結構ある。野菜を作ってお客さんに届けたいと思っても、事務という仕事がなければ出荷ができない。事務スタッフは私を含め4名で行っていた。事務スタッフと言っても、ずっと事務をやっているわけではなく、畑にも出る。畑を知っているからこそ、事務や出荷が生きてくる。だが、事務をしらないその他のスタッフには、何をやっているのか中身が見えづらい仕事でもある。

昨年、お取引いただいた店舗数は150件、個人のお客様は550件。まずは電話やメールでのお問合せに応えていく。色んなパターンの出荷があり、特にいつもと違うパターンだとミスも起きやすくなる。例えば、新しい企画、送り先や配送業者の変更、急に注文内容を変更しなくてはならなくなった時、お客様とのやりとりで誤解が生じていた…など。ミスが起こってしまった時、ミスをそのままにせず、原因を探り、どうやったらミスを防げるか、解決方法を考えて実践する。何度もチェックすればよいということではなく、最小限の工数で確実にミスを防げる方法を考えていく。

勉強会に向けて事務チームで意見を出しあった時、「ようはココとココの数字があっている=つまりはこういうことですよね?という理解がすぐできるかどうか、それを正確に受け取ることができるかどうかですよね」という話になった。それは、考えてみれば、どんな仕事にも共通することで、「今やっている仕事ってつまりはこういう事」というのが、関わる人達の共通認識としてあるかどうか。それよって、仕事の進み具合や完成度に大きな差が出る。農場内の事務の仕事も、今回文字化してみると、まずはゴールがあり、いつまでに何をやっておくのか、優先度を考えた上でのスケジュール設定、管理、実行、完了、チェックという事を行っている。 その間に、関係者との連絡や相談、何がどこまで終わっているのか報告して共有、優先度を考えて次の一手を変更するなどのコミュニケーションと判断をしていく。 

ハウスのトマトの水やりは、週3回4か月欠かせないのですが、忘れずに必ずやってくれるスタッフには安心して任せられる。他にも、「タイムシートを何日までに提出」 「車のキーは最後抜いておく」「雨が降りそうな時は出荷場を閉める、車の窓を閉める」「気温が氷点下に下がるなら水抜きをする」などなど、細かい仕事はたくさんあります。それをお願いした時、確実にやってくれる人と忘れてしまうことが多い人がいる。細かい仕事というのは、やってもやらなくてもいい仕事ではなく、優先順位が低くても、必ずやらなくてはならない仕事。その重要性を理解しているからこそ、細心の注意を払っているんだと思う。ゴールもみえているから、どのタイミングでやればいいかもわかっている。小さな仕事の約束を守れる人というのは、どこでも信頼され、仕事の幅も広がってくる。

一緒に仕事をしていて、やりやすいなと思う人というのは、「あれ?どうなってたっけ?」と聞く前に、「あれやっておきました!」や「すみません、もう少しかかりそうです」と何かしらのリアクションがある人。誰がやるのか明確に決まっていない、宙に浮いた仕事を「これどうなっていましたっけ?」と拾ってくれるスタッフは、本当にありがたい。さらに拾ったボールを持って、ドリブルしてゴールまで近づけてくれる。忘れることは仕方ない。私自身も年々忘れっぽくなっている。最近はスタッフの名前もなかなか出てこない時があり、孫の名前が出てこないおばあちゃんみたいだ。(汗)リマインドというのは、忘れずにやることが出来れば、本来無くてもいい仕事なので、リマインドしてもらった時は本当に感謝です。

能力に差があるのは当たり前。できない、苦手、だからこそ、どうしたらそれを防ぐことができるのか工夫が生まれる。いつもリマインドしてくれる人が周りにいると思ったら、次は自分がリマインドできる立場になろうとしてみる。そういう事ができる人が増えてくると、チームでの仕事はもっと面白くなると思う。

昨年末、年間雇用のベテラン2名が辞め、さらに今年は4月から産休に入るスタッフもいる。3名とものらくら農場の主要メンバーだったので、この3人が抜けた後の春からのシーズンを考えると不安がよぎる。でも、作物ごとの担当や播種、育苗、トラクター、事務など、数名のチームで動いていたのが幸いだったかもしれない。乗り越えるしかないのだ。去年は、着々と自分の仕事を渡す準備を進めたが、私の引退の夢ももう少し後になりそうだ。心機一転していい仕事ができるよう、自分の苦手と向き合って、春のスタートを迎えたいと思う。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。幸代

bottom of page