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【11月号】愛おしいが集まるところ

こんにちは。はじめまして。まずは、すこしわたしの自己紹介を。以前の仕事は、心と身体の健康をケアするメディカルハーブ、という部門のお仕事をしていました。今も、身体ケアのためにハーブを飲み続けています。マルベリーは、甘いものが好きなわたしにとって、糖質のケアをしてくれるハーブ。そして美肌のケアにもよいです。ハイビスカスは、毎日身体を動かす仕事なので、肉体疲労のケアに欠かせません。そして、2年ほど前から、ぬいぐるみを作ったり、絵をかいては展示会をしたり、東京のセレクトショップ(吉祥寺にある とじこみ と言う名前のお店さんです。)に置いていただいたり、細々とですがアート活動もしています。のらくら農場には今年の7~12月のシーズンスタッフとしてやってきました。

はじめて農業をやってみた感想は、自然の中にいるのは楽しいけれど、私が生涯、やり続けたいことではないのかもしれない! はじまりがそうなら、早々にやる気がなくなったのかな、と心配になるかもしれません。でも、それとはうらはらに、日に日に、やる気や責任の気持ちは高まっていて、3か月経った頃には「変わったね!」と周りからほめられました。この言葉をもらった時、とても嬉しかったです。どうしてこの言葉をもらえたのかな、と自分で考えてみました。


農場のみんなとは、仕事、遊び、暮らし と共にする時間がとても長いです。そんな中で、いろんな面をみます。仕事のみんな 農業に対して、プロフェッショナルな姿勢や、農業をとっても心から楽しんでいる、キラキラした姿。遊ぶ時のみんな 存分におちゃらけたり と、仕事とはまたほんのすこし違った、楽しげな姿。暮らしのみんな 気を許した、でもお互いを思い合っているような姿。全力で働き、全力で遊び、やさしく暮らす。


その、すこし違った姿で楽しむみんなは、本当にかっこよく、たくさんの面をみているからこそ、わたしはみんなのことが日に日に増して、好きになっているのだと思います。わたしのこの気持ちと仕事に対する責任感が比例しているように思います。仕事をする時に考えていること。それは農業が大好きなメンバーが、日々野菜の成長に追われる中で、どれだけサポートに回れるか、負担を減らせるか、大好きな人たちを悲しませるようなマイナスになるようなことは絶対にしたくない、ということを考えています。


自分の行動の前に、みんなの動きをよく見てから、動くようになりました。少し、視野が広がったのだと思います。例えば、重いものを持っている人がいたら、その人の腰が痛くならないように、自分もコンテナ運びや荷物運びに参加すること、とか。野菜の小分け作業の時に、目の前にいる人の作業中のコンテナの中の野菜が空になったときに、次の新しいコンテナを手渡すこと、など。相手の次の行動の、手助けになるように先回りをすること。とても小さなことだけれど、少しでも助けになっていれば嬉しいなと思っています。


自分が、大好きだ!と思える人のために何かをすることはとても幸せだなと思います。なので、わたしはここでの仕事が大好きです。そして、責任感は人のためでないと、うまれないのかなと、自分の中で腑に落ちる新しい発見をしたような気がします。


そしてメインのお野菜たち。今回は、何が入っていたのでしょうか?カボチャ。グリルで焼いてすこし塩をかけるだけ、 甘くてお菓子みたいでびっくり仰天!カブ、甘くって、生で食べても美味しいなんて!びっくり仰天!春菊のサラダ!?初めて食べた春菊の香りがとってもやみつきになります!本当に美味しくって、美味しい美味しいと、7月からずっと言い続けている、のらくら野菜たち。


ハーブも好きですが、スパイスも大好きです。なので、スパイスと野菜の甘味が美味しいレシピをご紹介します。クミンとお野菜と昆布とお塩の炊き込みご飯です。ジーラライスといって、クミンとバターとお野菜の炊き込みご飯がインドにはあるようで、それをバターではなく、昆布とお塩に変えて、日本よりにしたもの。お野菜はカボチャでもじゃがいもでも、にんじんでも、カブでも構いません。クミンの種がつぶつぶして、楽しくて美味しいです。

楽しくお料理して、楽しく食べていただき、しあわせを感じていただけると幸いです。

ここは愛おしいが集まるところ。のらくら農場にきて、人として、まだまだだけれど、ほんのすこしは成長できて、感謝の気持ちでいっぱいです。お付き合いいただき、ありがとうございました。


カエ

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