【2月号】続けてみた先に2月3日に、本が無事発売となりました。実物が届いたときは、正直ピンとこなくて、後からジワジワきた感じです。まわりの方が感想を伝えてくださって、「本書いたんだなあ」と実感が湧いてきました。いまのところAmazonの農業書ランキング1位だそうです。すぐに陥落すると思いますので、...
【1月号】ONION & UNIONん~~~ん ♪♯☆ 思わずその喜びが声に出る。 目は優しく閉じて、鼻の穴は心なしか広がって、唇は優しく瞑って口角が上がり、まるで心が喜んでいるかのように頭は左右にゆっくりと揺れる。この感嘆を文字に表すと『ん』から始まる気がする。アイウエオの50音の最後の音。そしてこの文字か...
【12月号】本気で対応すれば良い事しか起こらない僕は琴線に触れる言葉を集める事が好きで日々いそいそと書きためております。 日頃お世話になっている皆様にのらくら農場の日常で集めた言葉を通して農場を垣間見てもらえたら楽しいかもと思ったのでそれを中心に書いてみます。 以下マッキーメモより抜粋...
【11月号】染まる暦では霜降ー。露が霜に変わる頃、山々は紅葉し、農場の野菜も色物が加わってどこか紅葉しているように思えます。農場のある佐久穂町は初霜が10月20日頃と言われているそうですが、今年はちょうどその日に初霜が降りました。佐久穂の寒さは凍る寒さです。積雪は比較的少ないですが、地面が凍...
【10月号】いんげん失格初めまして。のらくら農場で生まれた萩原駆です。大学2年生の夏休みにのらくら農場にお邪魔しました。コロナ渦中だったので、家に帰ると自分の通った跡を母が消毒液を振りまけて辿ってきました。まあ、それは仕方のないことですけれど、母親に消毒液をまかれるのは何とも言えない気持ちでした。...
【10月号】夏の終りに想うこと農場の夏が終わりを迎えようとしている。 すっかり空気も入れ替わり、秋の七草の桔梗が咲き、農場へと続く道にあるオニグルミが実を落としはじめ、速度を加速しながら秋へと季節が移ろぐ。あれだけたくさん実っていたキュウリやトマトも終盤を迎え、慌ただしく秋作の準備が進んでいる。肌寒くな...
~お客様からのお手紙~ *箱を開けると自然の大地と空と風の香りがして心がワクワクいたします。毎回お送りいただきます“畑のつぶやき” いつも楽しく時にほほえましく時に感動的でと時折それぞれの方の人生さえ感じて、このお野菜を本当に一生懸命作っていただいていると実感します。...
【9月号】"地図より羅針盤を持つ"小さいころから地図が大好きでした。家には、世界地図があって、いつもそれを見てうっとりしていました。「アンタナナリボってすごい名前だな!」(マダガスカルの首都です)。「セーベルナヤゼムリャとかゼムリャフランツァヨシファとかロシア語って長い名前つけるな!」(ロシアの北極海に面し...
【8月号】"その後のすがた"ぴかぴかの野菜を作り出すべく、わたしたちは毎日を過ごしている。 今は葉ものが終わりを迎え、果菜類の出荷・収穫が一日の大部分を占める。ズッキーニときゅうりは朝と夕の2回、収穫に入る。つまり、朝の時点ではまだ収穫するには小さかったその実が、夕方にはもう穫れる大きさになっていると...