top of page

【2024年9月号】成長中


↑収穫が終わった苺のランナーをポット苗に活着させるまで潅水します。育苗は来年の春まで。そのあと畑に定植します。来年の夏には、また皆様においしいイチゴをお届けできるよう頑張ります!


のらくら農場で働き始めて、今年で7年目になる。こんなに長く働き続けているとは思ってもいなかった。


1年目は、とにかく毎日楽しくて、朝早くから夜遅くまで働き本当に疲れ知らずだった。

2年目からは『事務』という仕事をはじめた。大学卒業と同時に留学をして、社会人経験がないままのらくら農場にやってきた私にとって『事務』という仕事は未知の世界だった。

事務をやってみないかと言われた時、どれだけ大変な仕事なのか深く考えずにやってみます!と返事をしていた気がする。今でも忘れないのは「事務ができるようになればどこでも生きていけるよ」という紀行さんの言葉だ。


受発注システムの使い方から始まり、お客様とのメールのやりとり、電話応対など

今までまったくやったことのない仕事ばかりで余裕がなくなったこともある。のらくら農場で自分の強みを見つけ、何か一つでもできることを増やしたいという気持ちで食らいついてきた。

がっつり農業をやりたいと思っていた私だったが、事務仕事を始めて世界が広がった。縁の下の力持ちという言葉がぴったりで、地味で目立たないけれど、この仕事なしでは成り立たない重要なポジションだと思っている。


3年前に長年事務を担当してくれていたベテランスタッフが抜けて、気づけば出荷事務のリーダーと呼ばれるようになっていた。正直今でもリーダーなんて私にできっこないと思っているけれど、農場には頼もしい仲間がたくさんいる。ミスが起きる前に誰かが拾ってくれる良さがチーム農業だ。学生時代、周りで農業をやる人が少なかったこともあり将来農業をやりたいという事がなんだか恥ずかしかった。でも今は誇りを持って、農業は本当に尊い仕事だと言えるし、この仕事にやりがいを感じている。


今季から2年目のスタッフくぼちゃんが事務を担当することになった。彼女ももっと畑に出たい気持ちがあるようだ。

最初は覚えることも多くて大変だけれど、いつか彼女が事務をやっていて良かったと思ってくれたら嬉しいな。


事務だけでなく、昨年から小型機械を使うチャンスをいただいた。

機械を使うのは、すごく怖いし一歩操作を間違えれば作物をだめにしたり、命に関わることもある。そして今年から栽培を始めたいちごのお世話も任せていただいている。できることが増えたことは嬉しい一方で、責任も大きくなる。

この農場は、どこまで大きくなっていくのだろうと毎年思い、自分はついていけるだろうかと不安になることもある。

まだまだ成長中ののらくら農場。いちご担当のミッション「誰よりも楽しむこと」を忘れずに、のらくら農場と共に私ももっともっと成長していきたい。


みお

Коментарі


bottom of page