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【9月号】自分の扱い方

ある日のミーティングで、代表から「自分の取扱い説明書のようなものがあるといいよ」との話があり、ここ最近なんとなく自分の頭の中にあった事はなるほどそういう事だ、とすごくしっくりきました。


その中の一つなのですが、私にはつい5~6年前に気づいた癖があります。私は心配性なのか、変化に対応するのが苦手なのか、人との会話で「でも・・・」で返事をしてしまう事が多々あります。相手が「○○はどうだろう?」と提案してくれたアイデアに対して、「でも、それだと△△で厳しいんじゃないだろうか?」と、そのアイデアを実行するにあたって生じるであろう問題点からまず考えてしまう、という癖です。これは癖なので、仕事でもプライベートでもそうなってしまいます。否定的な事ばかり言うので、人によっては私との会話で気分が悪くなる人もいたと思います。「そんな事ばかり言ってたら何もできないじゃん!」と。。なのでこの癖に気づいたとき反省もしたし、直そうとも思ったのですが、やはり癖は癖、この歳までつきあっているものは簡単には直りません。私はネガティブな人間なのかなぁ、ともやもやする時期もありました。でものらくら農場で働き始めて、それは仕事で少し使えるかも、と思えるようになりました。農場では、冬に改善点や新しい作物への取り組みなどをみんなで出し合い検討するのですが、それに対して、メリットデメリットの両方をあげて提案します。代表から、一つの物事をいろいろな角度から見る、という事を教わり、みんなもそういう思考が身についてきたと思います。たくさんのデメリットを分かったうえで進むのと、メリットしか見えない状態で進むのでは、問題が起きた時の対処の仕方やスピードが変わる、と聞いた時、私の癖もただの否定ではなく、前に進むために必要な事として捉えたらいいのかなと。となると、私の否定的な思考癖も使いようだ!自分の癖を理解したうえでの前向きな「でも・・・」


昨年に引き続き、出荷を担当しておりますが、出荷機能に関して今年大きく変わった事として、業者さん、販売店さん向けに受注システムを導入しました。仕事が軽減された部分ももちろんあるのですが、新しい事を始めるという事は今までにはなかった問題点や隙が生まれます。この新しい流れになって、どこに「でも・・・」があるか、どんな「でも・・・」があるか。など、仕事で意識して「でも・・・」の癖を使うようになりました。自分の癖や考え方を理解する事、物事を受け止める事。以前は外へ目を向けがちだったのですが、今自分の中でおきていることや感じた事など、内に目を向ける事が多くなりました。年齢とともに体力的に落ちてきたと感じる部分もあるのですが、自分自身とのつきあいが長くなった分、自分を理解して、自分で自分を扱いやすくなってきたかなと思います。


今年スタッフとして3年目のシーズンをむかえました。今年も目が回るような毎日ですが、勢いではなく自分をうまく手なずけて、忙しい日々を楽しみたいと思います。


カヨ

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