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【9月号】一歩づつ

もう8年くらい前だったかもしれません。農業同期ともいえる、茨城の久松農園の社長がうちにスタッフを連れて見学に来てくれました。その時、久松さんから「みんながみんな、萩さんに聞かないと進まない状態はかなり大変だね」と言われ、そのことがずっと頭に残っていました。その後、おかげさまで年々仕事量も増え、今では私たち夫婦がやっていた仕事をスタッフがずいぶん分担してくれています。


前述のスタッフカヨさんは、元々事務の仕事をしていたこと、GAIA倉庫で大量の品数の発送作業をしていたこともあって、気が付かないところを気づいてくれる、本当にありがたい存在です。私は、実際この仕事をやる前は、なんでもパソコンがやってくれるものだと思っていました。(汗)パソコンやシステムはなくてはならない存在です。でも、トラブルが起こった時、それに気がつけるかどうかがとても重要です。例えば、なぜかある一定のものだけ反映されていない、表示されるはずのものが出てこない、数字がおかしい、日付がおかしい...など。それが入力や設定ミスによるものなのか、それとも収穫時や収穫後の現場でのミスなのか、箱詰めまでのオペレーションの問題なのか...まずはどこが原因なのか調べて細かく改善していきます。出荷前までに気が付くことができれば、お客様にご迷惑をかけることはなくなります。気づくのが早い段階であるほど、大きなミスにならずに自分たちの余計な手間や廃棄も減らせます。並んでいる数字と、頭に入っている情報が一致しているか考え直すことも多く、けっこう頭を使う仕事です。


今年は、期間雇用スタッフの新人さんにも、野菜の担当についてもらい、収穫量の把握、来週はどれだけ出荷できそうか予測してもらっています。私もその仕事を手伝ったのですが、この予測がかなり難しい。宅配野菜セットのほかに卸し販売も行っていて、今年は特に、野菜の収穫量に比べて、ご注文数が上回ってしまう時が多かったです。台風や大雨、地震などで物流が遮断されたり、産地に大きな被害がでた時も、急激に注文量が増えてきます。できるだけ皆さんのご要望に応えたいところですが、どれだけの注文量がくるかがわからない中、天候が読めない1週間先、2週間先の出荷を見通すことが本当に難しい。ですが、もう少し精度を上げられるよう、手がかりになるデータをまとめるなど、まだできることはありそうです。


年々、新規取引先の来訪や講演、会議などで、代表が農場不在になることも増えました。代表がいなくても滞りなく、ベストな判断をし、早い段階で問題に気が付けること。それができるようになれば、農場がさらに新しい広がりや魅力を持てるようになるのかなと思っています。


幸代

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【11月号】足りない9月

2月に超綿密な作戦を立ててシーズンに臨みます。小さな畑セットの個人宅配のお客様の分は、この時期にこういうセットを組むというのを予測して作付け量を決めます。お店などの流通業者さんの分は、年間の出荷可能な作物の予定表をエクセルで組んで担当者さんに送ります。週別での予測数の返信をいただきます。何枚ものエクセルデータが返ってきたら、週別の合計数を計算します。例えば7月10日の週に小松菜が1500束、8月1

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