前半を振り返ってみます。
3月に東京で夏日が記録され、まあ3月は暑いこと。標高1000メートルの高原では過ごしやすいですが、育苗が大変です。どんどん伸びてしまいます。苗は早くできれば良いものでもないので、暑さに四苦八苦しました。その後は、週に一・二度、柔らかな雨が降ってくれて、露地葉野菜の種まきには最高のリズムでした。種は水分がないと、途端に発芽率が落ちてしまうので、雨の前を狙って蒔きます。小松菜もカブも、春菊もほうれん草も、毎週出荷を切らさないようにリズムをつけて蒔いていきます。今年は虫よけのネットをずいぶん買い足しました。0.6ミリ目のネットです。難敵、キスジノミハムシが侵入できないギリギリの目です。百メートルで5万5千円もします。数本買っただけで40万円くらいかかりました。有機で虫食いのないキレイな小松菜を出荷するにはコストがかかるものです。
まさかの6月に梅雨明け!干ばつが予想されました。ポンプを二台買い足しました。とにかく水やりです。9台のポンプをフル稼働です。大変なのは水利がない畑です。水利がある畑というのは、基本、元水田です。ところが、元水田の畑は大雨が降ると水が溜まってしまいやすいので、雨が多い6月7月は水はけの良い畑を活用します。しかしここで雨が降らないとなるとこれが大変。水がありませんので、500リットルタンクをせっせと運びます。百杯くらい運んだと思います。
7月は猛暑。ミニトマトの色がつきません。7月に高温障害が出るのは初めてでした。天井を遮光するネットを導入しました。これで光の強さが落ち着きました。後半戦も全員で力をあわせて、美味しい野菜をお届けします!
紀行
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