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【6月号】季節の移ろい

突然ですが皆さんの得意な『感覚』は何ですか?

人間は視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚を組み合わせる事で様々な事象や物事を知覚していますが、どうやら人それぞれに得意な『感覚』があるそうです。人間以外の動物は顕著ですよね、犬は鼻、フクロウは目といったように。

そこで、昨日の晩御飯は?と聞かれて何を思い浮かべますか?

彩り豊かなサラダですか?

カレーのスパイスの香りですか?

ふわふわ食感のショートケーキですか?

真っ先に思い浮かぶイメージが、もしかしたらあなたの得意な『感覚』かもしれません。

農作業は『五感』への刺激のオンパレードです。暖かかったり、柔らかかったり、いい匂いがしたり、風の音がしたり。そこで今回は様々な感覚への刺激を提供してくれる、のらくら農場の四季の様子を簡単に紹介したいと思います。

【春】

嬉しいぽかぽか太陽。にょきにょき芽吹きだす新芽たち。寒々しかった茶色の森が日に日にみずみずしく、艶やかな緑色に。鳥たちが歌いだせば、田んぼガエルのアンサーソング。 シャキシャキの春菊にジューシーな蕪。フレッシュなレタスに、もりもり食べちゃう三つ葉!葉ねぎ!

畑作りに育苗・定植、初収穫に初出荷。夏のメンバーも合流し一気に賑やかになります!

【夏】

つやつやのグリーンケールにキラキラの朝露。キュウリの上ではテントウムシがにらめっこ。じゃがいものピンクの花が畑一面を覆い、マルサヤインゲンの葉っぱが緑のトンネルを作る。ズッキーニの黄色い花がミツバチを誘い、ナスの紫の花が蝶を呼ぶ。一層深く濃くなった森の緑が、黄金の小麦畑を際立たせる。

じりじり太陽が肌を焼こうが、ザーザー降りのにわか雨に降られようが野菜たちは待ってくれません。ずんずん、もりもり大きくなります。ビシバシ収穫してガンガン出荷です!

【秋】

佐久穂の夏は短い。お盆を過ぎれば、秋の空気の味。影の侵略が、太陽の傾きを知らせる。木々の葉が枯れ、冷たい北風が落ち葉をさらっていく。賑やかだった地上は寂しくなるが、根菜類のむくむく太る音が、地面の下では聞こえそうだ。

食欲の秋ですが、人参、大根、長芋、白菜、重量級選手たち相手の収穫作業のおかげで、全くもってジムいらずです!

【冬】

朝晩の冷え込みがぐっと強くなる、野菜たちは凍らないように、養分をぎゅっと蓄える。甘くなる。人間たちは脂肪をぎゅっと蓄える。まるくなる。 畑を歩けばザクザクという感触が冷え切った足に伝わり、霜柱に気付く。いよいよ収穫も終わりを迎える頃には八ヶ岳もすっかり雪化粧。やがて大地は凍りついていく。

佐久穂の冬は寒いです。湖も用水路も、車に置き忘れたコーヒーも凍ります!僕たちは凍らないように、みんなで温かい賄いを食べます。ゆらめく薪ストーブの炎を見ながら。          

日本の春夏秋冬はとびきり美しいですね。毎日畑に出ていると四季のありがたみを、より近くに、リアルに感じます。野菜セットでは旬の野菜をお届けしていますが、季節の移ろいに合わせて野菜が変わっていきます。楽しみですね。僕も楽しみです!最盛期に向けて日に日に慌ただしく賑やかになっていきますが、段ボールの箱を開けたときに、旨味・栄養価は勿論、農場の四季の風景も思い浮かぶような、畑の香りもするような、五感まで刺激できるような野菜を作っていきたいと思います。

申し遅れました。はじめまして。三重県出身たかしです。

シーズンスタッフを経て、今年から正規スタッフとして頑張っております。

ちょっとばかり真面目な文章になってしまったので、最後に小ボケを。

僕の得意な感覚は『方向感覚』です。

五感ちゃうやん。

どうぞ宜しくお願い致します。


たかし

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