【2025年8月号】茨の道
- takuyasasaki0220
- 7月31日
- 読了時間: 3分

【自己紹介】
皆さんはじめまして!昨年5月からのらくら農場で働いているみっつと申します。
私は幼稚園の頃に祖母の家庭菜園を手伝ったことから農業に興味を持ち、それからずっと農業を職にしたいと思ってここまで突き進んできました。
大学で農学部に進学して農業について学び、広島の農場に就職し一年後にのらくらに来ました。のらくらでの一年間を振り返って感じたことをお話ししたいと思います。
私は将来、独立して農業経営者として生きていきたいと思っています。その勉強をさせて頂くためにのらくらに来ました。
「農業の経営は厳しい、茨の道だな」
正直なところ、一年間で感じたのはこれでした。資材のコストはすごい勢いで上がってるのに野菜の値段は上がっても数十円…。年々温暖化で作れてた野菜も作れなくなる。そりゃ経営も厳しいと感じざるを得ませんでした。
でも、農業はめちゃくちゃ楽しいし、なにより難しい。
次々に新たな課題が現れます。そんな課題をのらくらではスタッフ全員の頭をフル回転させて解決する。毎日がのらくらチームと植物との戦いをしているようで、乗り越えた時の達成感は言葉にできないほどです。そして何より、食べてくれた人の喜んでくれた声を聞くと本当に嬉しいし、胸が熱くなる。
「何もないまっすぐな道を歩くより茨の道くらいの方が難しくて楽しい!かかってこいよ!」
ってくらいに思っています。
25歳の私が独立する時には必ず新たな課題が出てきています。今の私はその時に打つ手が無くならないよう、予め予測する力・知識・経験を積んでいる時期だなと日々成長を感じています。
【のらくらっぽさ】
繁忙期は25人くらいになる、農業にしては大人数ののらくら。そんな人を惹きつけるパワーを持つのらくらは一年間働いてみてもはっきりと言葉にできないのらくらっぽさがある。それを感じたエピソードを一つお話しします。
冬のハウスで広茎水菜の収穫をしている時に期間スタッフの話になり
「農業に本気な人が来てくれるといいな」
と私が言ったら。あるスタッフが
「でもそういう人だけのチームにしたくないかな」
と言われ、農業従事者を増やすには農業に本気じゃないと厳しいだろうなと思っていた私はハッとさせられました。入りは「少しやってみたいな」とか「こんな働き方いいな」と思って、今は農業にのめり込んでいるスタッフが多くいるからこそこんな柔軟な考えにたどり着けるのだなと感じました。その時は感じていませんでしたが、これがのらくらっぽさでこの空気感が人を惹きつけるパワーの源になっているのかなと感じました。
毛利光玲偉





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