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【10月号】台風一過

とんでもない台風が来る。前々日から対策が始まりました。ハウスの補強、飛びそうなものの撤去、畑が水没しないよう、溝切り。前倒しで収穫をして、台風当日も午前中早いうちに出荷作業を終えました。危険なので、スタッフは皆午後には帰宅させました。その後避難指示が町から発表され、千曲川に近い寮のメンバーはうちに避難。豪雨の停電の中、一夜を過ごしました。翌日も停電が続きます。うちは地下水をポンプアップしているので電気がないと水が使えません。ここからが全メンバーの奮闘開始!飲み水をはじめ、予備バッテリー、寮で使っていたポケットwi-fiやソーラーバッテリー充電器など、ありったけの備品を持ち寄ってくれました。プリンターが使えないので、電気がつながっている弟のところに電源やwi-fiを借りに行き、送り状の印刷に往復しました。電波塔も被害にあったらしく、電波がとぎれとぎれ。寮は電気がつながっているとの情報で、寮に事務機能を移し、遠隔で操作。畑チームは水没した2つの畑の排水。借りてきた発電機でなんとか地下水ポンプを稼働させて、手早く大根などを水洗い。なにせ作物は生き物。この秋の出荷ピーク時に3日出荷できないだけで、100万円以上の農産物の廃棄が出てしまう。「僕らが小さな仕事を積み上げて育ててきた作物を無駄にしてたまるか!」という思いで、全員がギリギリの状況の中で自ら判断して、助け合い、動きました。皆、よく頑張った。沢山の方々から温かいメッセージいただきました。ありがとうございます。


代表 萩原紀行

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